2019年版として書き直しましたので以下をお読みください。
【米のファーウェイへの制裁について追記】
ここでは2018年現在でも【そこそこに使える】安いスマホをまとめて紹介します。
2017年版として去年まとめたものを編集し直しました。
私が今まで使ってきたスマホの経験から下記の性能があれば2018年現在でも「それなりに」使えると考えています。
OS:5.0以上
CPU:Snapdragon 800(または430)以上
RAM:2GB以上
液晶解像度:1280 x 720以上
予算に余裕があれば、OSは6.0以上のほうが、より安定した動作が期待できますし、長持ち(アプリの動作的な観点で)すると思います。
表題のように「安い」スマホということで探すなら、下記のどちらかです。
- 2013年後半以降の白ロム
- ここ2年位に発売されたSIMフリー端末の中古
ただ、白ロムの場合バッテリーは相応に劣化していると思われるのでその点だけはご注意ください。
バッテリーが自分で交換できる機種は非常に限られています。
「それなりに使える」の基準は?
スマホの使い方は千差万別なので、基準といっても難しいのですが、一応このページでは「毎日使う前提で、多少もたついたり待つことがあっても、LINEやTwitterが使えて、ブラウザによる検索や閲覧に特に支障がない」というのを基準にしています。
とはいえ人によって耐えられるレベルは違うので、あくまで私が考える「それなり」ということでお願いします。
おおよその値段は?
2018年8月現在、上のスペックを満たす端末の値段は、「様々な端末」が「様々な状態」で売られているので、安い物であれば
4000円前後から
というところです。
あくまで「安く」ということで探すなら以下の条件でさがすのをおすすめします。
・手間はかかるがヤフオク
・傷の程度は自分が許容できる範囲で
傷の程度はヤフオクで買うなら写真と文章でよく確認しましょう。
上の条件でさらに「傷が結構あるもの」で探せば数千円から買えます。
白ロム(中古端末)を買える場所は?
安さ重視なのでヤフオクをすすめていますが、面倒だと感じる方やヤフーアカウントを持っていない方もいると思いますので、他のお店も紹介します。
じゃんぱら
白ロムを売ってる店は探せばいくらでもあるのですが、他のお店と比べて比較的安めなことと、実物を大きな写真で確認ができるので、傷の程度がよく分かります。
大きい写真を確認できるのは仮注文後ですが、キャンセルができます。
以前にメイン端末として2年半使ったドコモ【F-01F】もここで購入しました。
ECOMO(楽天)
ジャンク品をとにかく安く買いたい方にはいいと思います。
Cランクぐらいになるとそこまで安くないので微妙です。
タイミングによってはムスビーもまあまあ安く買えます。
最近はやりのメルカリは個人からの出品なので、中抜きがない分安くなりそうですが、相場より安ければそれこそ瞬殺なので、安く買うにはヤフオクより根気がいるかと思います。
では以下に、まずはキャリア別で2018年時点でも「それなりに」使える機種を書いていきます。
最近の機種は使えて当然なので2016年以降のものは省略しています。
ドコモの白ロム
上段は機種名です。
下段は左端から、
発売時期、OSの最終バージョン、画面サイズ(インチ数)、解像度、RAM、電池容量、CPU名(頭の数字はコア数)、カメラのf値(記載がない場合あり)、重さ、価格.comでの評価(小数点以下第二位は四捨五入)
となっています。
上から新しい順で、メーカー別に列記しています。
Xperia Z5 Premium SO-03H
2015冬 7.0 5.5インチ 3840 3GB 3430 8snap810 2.0 181g 4.1
Xperia Z5 SO-01H
2015冬 7.0 5.2インチ 1920 3GB 2900 8snap810 2.0 154g 4.0
Xperia Z5 Compact SO-02H
2015冬 7.0 4.6インチ 1280 2GB 2700 8snap810 2.0 138g 3.9
Xperia A4 SO-04G
2015夏 6.0 4.6インチ 1280 2GB 2600 4snap801AC 2.0 129g 4.4
Xperia Z3 Compact SO-02G
2014冬 6.0 4.6インチ 1280 2GB 2500 4snap801AC 2.0 129g 4.3
Xperia Z3 SO-01G
2014冬 6.0 5.2インチ 1920 3GB 3100 4snap801AC 2.0 152g 4.4
Xperia A2 SO-04F
2014夏 5.0 4.3インチ 1280 2GB 2300 4snap801AB 2.0 138g 4.4
Xperia Z2 SO-03F
2014夏 5.0 5.2インチ 1920 3GB 3200 4snap801AB 2.0 163g 4.4
Xperia Z1 f SO-02F
2013冬 4.4 4.3インチ 1280 2GB 2300 4snap800 2.0 140g 4.7
※OSを焼いて5.1にするのをおすすめします。OSを5.1にする手順
Xperia Z1 SO-01F
2013冬 4.4 5.0インチ 1920 2GB 3000 4snap800 2.0 171g 4.4
※OSを焼いて5.1にするのをおすすめします。OSを5.1にする手順
Galaxy S6 edge SC-04G
2015夏 7.0 5.1インチ 2560 3GB 2600 8exynos7420 1.9 132g 4.1
Galaxy S6 SC-05G
2015夏 7.0 5.1インチ 2560 3GB 2550 8exynos7420 1.9 138g 4.2
GALAXY Note Edge SC-01G
2014冬 6.0 5.6インチ 2560 3GB 3000 4snap805 177g 4.2
GALAXY S5 ACTIVE SC-02G
2014秋 6.0 5.1インチ 1920 2GB 2800 4snap801AC 171g 3.7
GALAXY S5 SC-04F
2014夏 6.0 5.1インチ 1920 2GB 2800 4snap801AC 147g 4.1
GALAXY J SC-02F
2013冬 5.0 5.0インチ 1920 3GB 2600 4snap800 146g 4.4
GALAXY Note 3 SC-01F
2013冬 5.0 5.7インチ 1920 3 3200 410h 4snap800 172g 4.5
arrows NX F-02H
2015冬 6.0 5.4インチ 2560 3GB 3390 6snap808 2.0 167g 3.9
ARROWS NX F-02G
2014冬 5.0 5.2インチ 2560 3GB 3500 4snap801AB 2.0 168g 4.5
ARROWS NX F-05F
2014夏 5.0 5.0インチ 1920 2GB 3200 4snap801AB 2.0 159g 4.6
AQUOS Compact SH-02H
2015冬 7.0 4.7インチ 1920 3GB 2810 6snap808 1.9 120g 4.2
AQUOS ZETA SH-01H
2015冬 7.0 5.3インチ 1920 3GB 3100 6snap808 1.9 151g 4.3
AQUOS ZETA SH-03G
2015夏 5.0 5.5インチ 1920 3GB 3000 8snap810 1.9 150g 3.8
AQUOS ZETA SH-01G
2014冬 5.0 5.5インチ 1920 2GB 3300 4snap801AB 1.9 159g 4.4
auの白ロム
上段は機種名です。
下段は左端から、
発売時期、OSの最終バージョン、画面サイズ(インチ数)、解像度、RAM、電池容量、CPU名(頭の数字はコア数)、重さ、価格.comでの評価(小数点以下第二位は四捨五入)
となっています。
上から新しい順で列記しています。
Xperia Z5 SOV32
2015-11 6.0 5.2インチ 1920 3GB 2900 8snap810 154g 4.2
LG isai VL LGV31
2014-12 5.0 5.5 2560 3GB 3000 4snap801AC 154g 3.9
Xperia Z3 SOL26
2014-10 5.0 5.2 1920 3GB 3100 4snap801AC 152g 4.4
HTC J butterfly HTL23
2014-8 5.0 5.0 1920 2GB 2700 4snap801AC 154g 4.4
LG isai FL LGL24
2014-7 5.0 5.5 2560 3GB 3000 4snap801AC 154g 3.9
AQUOS SERIE SHL25
2014-6 5.0 5.2 1920 2GB 3150 4snap801AB 141g 4.4
Xperia ZL2 SOL25
2014-5 5.0 5.0 1920 3GB 3000 4snap801AB 167g 4.4
GALAXY S5 SCL23
2014-5 6.0 5.1 1920 2GB 2800 4snap801AC 147g 4.0
Xperia Z1 SOL23
2013-10 4.4 5.0 1920 2GB 3000 4snap800 171g 4.5
※OSを焼いて5.1にするのをおすすめします。OSを5.1にする手順
GALAXY Note3 SCL22
2013-10 5.0 5.7 1920 3GB 3200 4snap800 171g 4.5
ソフトバンクの白ロム
上段は機種名です。
下段は左端から、
発売時期、OSの最終バージョン、画面サイズ(インチ数)、解像度、RAM、電池容量、CPU名(頭の数字はコア数)、重さ、価格.comでの評価(小数点以下第二位は四捨五入)
となっています。
上から新しい順で列記しています。
Xperia Z5 501SO
2015-10 6.0 5.2インチ 1920 3GB 2900 8snap810 154g 4.4
Xperia Z3 401SO
2014-12 5.0 5.2 1920 3GB 3100 4snap801AC 154g 4.2
Nexus 5 (EM01L)
2014-3 6.0 5.0 1920 2GB 2300 4snap800 130g 4.4
2013年後半以降の機種で性能的にちょっと・・・という機種
Xperia Z4(各キャリアとも)
スペック的には問題ないのですが、排熱がうまくできてないようで、すぐ熱くなり動作に支障がでるようです。
auのXperia Z4を実際に購入して使ってみましたが、確かにすぐ熱くなります。CPUの性能は高いのでサブとしてなら悪くはありません。
ドコモ Galaxy Active Neo SC-01H
2015冬 5.1 4.5インチ 800 2GB 2200 4snap410 154g
解像度が800x480しかありませんし、CPUの性能も低いです。
ソフトバンク DIGNO T 302KC
2014-9 4.4 4.5インチ 960 1.5GB 2000 4snap400 139g
解像度が960x540しかありませんし、CPUの性能も低いです。
ソフトバンク AQUOS CRYSTAL 305SH
2014-8 4.4 5.0インチ 1280 1.5GB 2040 4snap400 140g
RAMが1.5GBなのと、CPUの性能も低いです。
あとそれほど多くないですが、上の一覧内で価格.comの評価が「4.0未満」のものは選ばない方が無難です。
極端に評価の低い機種は載せていないので、低くても3.8とか3.9ぐらいですが、4.5前後の高評価の機種もたくさんある中でわざわざ選ぶメリットはないかと思います。
SIMフリー端末の中古
キャリア製端末以外のおすすめをあげていきます。
まず、SIMフリー端末とは何か?というところから。
数年前までケータイ(スマホ)といえば、ドコモやauといったキャリアショップで購入するのが普通でした。
好みの端末を選んで通話・通信プランも契約して、月々いくらです、という契約ですね。
それに対してSIMフリー端末は、端末だけをお店や通販で購入することになります。
通話や通信プランは一般的には格安SIM(MVNO)を契約して使います。(キャリアショップ契約のSIMも使うことはできます)
このSIMフリー端末は数年前までは値段相応だったり、やっぱりキャリアのハイスペック端末には性能的に負けるよね、という感じでしたが、2017年以降発売の物は、3Dゲーム(の中でも特に負荷が高いゲーム)をごりごりするような人でなければ十分使えるスペックになっています。
ということで、新品で買うと2.5万円以上はするSIMフリー端末の中から、そこそこ使える中古品のおすすめを書いていきます。
上段は機種名で、下段は左端から、
発売時期、OSの最終バージョン、画面サイズ(インチ数)、解像度、RAM、電池容量、CPU名(頭の数字はコア数)、重さ、価格.comでの評価(小数点以下第二位は四捨五入)
次に、中古の値段相場、となっています。
値段は端末の状態によってかなり上下するので参考程度にご覧ください。
HUAWEI nova lite
2017-2 os8.0 5.2inch 1920 3GB 3000 8kirin655 147g 4.6
相場:8000円前後
めちゃめちゃ売れたという定番の端末。
予算が1万円位で、格安SIMで使えて普通に使える(そこそこ何でもこなせるの意)機種なにかない?
と知り合いに聞かれたら、私ならまずこれをすすめます。
容量が16GBという点だけ要注意ですが、それ以外は本当に万能のミドルクラス端末です。
私が使ってる「nova」と比較しても性能的にあまり違いはありません。
SIMフリー版とワイモバイル版がありますので、SIMフリー版の方を買ってください。
(ワイモバイルのSIMを使うならワイモバイル版でも大丈夫です)
以下の記事で詳しく紹介しています。
HUAWEI(ファーウェイ)のnova liteは安くて高性能ですが、気をつけた方がいいと思う点
ASUS ZenFone3(ZE520KL)
2016-10 os7.0 5.2inch 1920 3GB 2560 8snap625 144g 4.3
相場:10000円前後
HUAWEIと並んで有名なASUSの端末です。CPUはスナドラ625なので私の使っている「nova」と同じです。RAMも3GBあるのでまだまだ使えます。
こちらはDSDS端末で、USB-C仕様です。
HUAWEI honor8
2016-10 os7.0 5.2inch 1920 4GB 3000 8kirin950 153g 4.4
相場:12000円前後
こちらは逆に「nova lite」より数千円高いですが、ダブルレンズ、USB-Cといった仕様でCPUも高性能です。
motorola Moto G5
2017-3 os7.0 5.0inch 1920 2GB 2800 8snap430 149g 4.3
相場:12000円前後
こちらもDSDS端末です。安く買いたい方はこれかと。CPUはスナドラ430ということで800とほぼ同等です。
おすすめの機種は?
今まであげた機種だけでもかなり多いので、いくつかおすすめの機種を書いておきます。
白ロムなら
格安SIM(MVNO)で使うならドコモの機種を選ぶ方がベターです。
理由は、格安SIMを提供している会社が多い=自分にあったプランを選べる、からです。
ドコモの機種なら、【格安SIMの安さにこだわる】【大容量通信が必要】【複数枚SIMが欲しい】、そういったプランをたくさんの格安SIM会社(MVNO)の中から探せます。
あと、ドコモの機種をドコモ系格安SIMで使うならSIMロック解除が必要ないのもメリットです。
もちろん、wi-fiのみで使うならどのキャリアでも構いません。
とりあえず、ドコモの中で安くておすすめということで以下をあげておきます。
サムスン SC-04F、SC-02G
ソニー SO-01G、SO-02G
シャープ SH-01H、SH-02H
これらはOSが6.0以上でフルHD、RAM 2GB以上、Snapdragon 801以上ということで今でも「それなり」に使えます。
特にシャープの機種に関しては、OSが7.0までアップグレードできるので長く使いたい方にもいいと思います。
上の機種なら、少し状態が悪くていいなら1万円前後、そこそこ良い状態のもので1.6万円前後で買えます。(2018年8月現在)
SIMフリー端末なら
ひとつ上の段落の「SIMフリー端末の中古」で上げたものがおすすめです。
上からおすすめの順番で書いています。
容量が少ない点だけ注意すればHUAWEIの「nova lite」がミドルユーザーまでカバーできるので十分ではないかと思います。
ちなみに下記のゲームでしたらSnadragon 800の端末で動作確認済です。(今まであげた端末はすべて800以上の性能です)
- モンスターハンター エクスプロア
- スターオーシャン アナムネシス
- ヴァルキリーアナトミア
- Fate/Grand Order
- ソードアート・オンライン メモリーデフラグ
- スーパーマリオラン
- ポケモンGO
- HIT
CPUの性能について(AnTuTuのスコア)
記事の中でSnapdragon800やら430やら625やら色々でてきましたが、イマイチ性能の違いがわからないと思います。
詳しくは別の記事にまとめていますので気になった方は見て頂ければと思います。
AnTuTuスコアを相対的に分かりやすくまとめてみる(スマホの性能比較)
以下では、一部ではありますがAnTuTuのスコアを載せておきます。(verは3です)
左端から、【スコア】【CPU名】【そのCPUを使ってるスマホ】です。
45000 Snapdragon 625(ZenFone3,nova)
43000 Kirin 655(nova lite)
40000 Snapdragon 801 AC (Xperia Z3,Z3C,A4)
32000 Snapdragon 430 (Moto G5)
32000 Snapdragon 800 (Xperia Z1,A2,F-01F,SH-01F,SC-01F)
OSバージョンに関する注意点
最近「ヤフオク」や「メルカリ」のアプリがOS 4.4以下の端末を非対応としました。
こういった利用者の多いアプリが打ち切られていくOSバージョンは、他のアプリが非対応になるのも時間の問題だと思いますので、現時点では5.0が利用できる最低ラインだと考えています。
とはいえ、2019年中には5.0も非対応になってくるアプリがでてくると思いますので、購入して1年以上使いたい方は6.0まで対応してる端末にした方がいいと思います。
白ロムを購入する際に少し気をつけていただければ幸いです。
SIMフリーの中古は白ロムに比べ新しいので、本記事内で取り上げたものはすべて6.0以上です。
皆さんのスマホ選択のひとつの指標になれば幸甚です。
コメント
こんにちは、えすさん。
記事、とても参考になりました。OSの最終バージョンの記載、具体的な機種名の紹介、入手先の紹介など、まさに至れり尽くせりの内容でした。
当方、未だにガラケーのユーザーなのですが、スマホのGPS機能を利用して登山用のナビを利用しようと考えております。しかし、種類があまりにも多く、どの機種を選んで良いものか検討が付きませんでした。記事の中でも言及なさっておられるようにOSが問題になってきます。あまりにも古い機種だとアプリが既に対応していなかったり、使い始めて直ぐに非対応になるおそれもあります。
更には、バッテリーは消耗品ですが、個人でバッテリー交換する場合、これに関する記事がネット上に出回っていなければ交換をするのは難しいですし、該当機種のパーツがどれくらい市場に出回っているのかも問題になってきます。
機種選定のおりには記事を活用させていただきます。
有難うございます。
参考になったようで幸いです。
GPSでの利用ですと今なら「みちびき」に対応しているスマホの方が誤差がでにくくなるようですね。山登りにも有用との情報があります。
調べてみると「みちびき」対応のものはやや高めの機種に限定されるようなので、ここはお金と相談でしょうか。
山登りといった、万が一の際に使えないと非常に困るような用途だと中古は少しおすすめしにくいところです。電池持ちの良い新品で防水(AQUOS Sense2とか)がいいのではないかと勝手におすすめいたします。(みちびきには非対応ですが)
質問などあればまたお聞きください。