【2020.12 ビデオ通話の方法について加筆】
【2020.7 全体的に加筆修正】
【2019.9 auのSIMロック解除について修正】
【2019.8 タブレット情報の加筆】
【2018.11 BLUEDOTのタブレットを追加】
【2018.4 タブレット情報の加筆】
我が家にはまだ小さいこどもがいますので、両親や義両親には孫の写真をたくさん見せたいなあと、いつも思っています。
また今ならビデオ通話も簡単です。
LINEが普及する前なら、顔を見せようと思ったら、写真をメールに添付するくらいしかありませんでしたが、今やスマートフォンを半数以上の人が持っているわけで、大きい画面のタブレット端末も色々あります。
通信回線のことから、写真・動画共有に適する端末や方法などをまとめておきます。
おすすめの写真・動画の共有方法はこれ
LINEを使えば簡単に写真を送ることはできます。
「アルバム」機能を使えば機種変しても引継ぎは可能ですが、私はこっちをすすめます。
アプリの「みてね」です。
スマートフォン、タブレットにはもちろん対応していますし、パソコンでも見れます。

公式サイトを見てもらうと早いですが特徴を書くと、
- 共有したい写真や動画だけ共有できる
- 共有範囲として夫婦だけも選択できる
- グループに入っている人だけが見れる(他人は見れない)
- 月毎の表示で見やすい
- 容量の制限がない
- 広告表示がない
パソコンからの閲覧の場合、「月毎の表示」は今のところ対応していません(2020年7月現在)
他にも同様のアプリがありますが一番評価が良い「みてね」で十分だと思います。
広告表示がないというのも、高齢の親が使うことを考えるとポイントが高いです。
知らない間に広告をタッチして、よくわからんページに繋がった、とか勝手にアプリ入れられた、とかなりがちです。
ちなみに運営は株式会社ミクシィがしています。モンストやmixiで有名ですね。
似たようなアプリに「wellnote」というのもあります。
こちらも評価が高いです。
趣旨は変わりますがこのような共有方法も
格安でフォトアルバムを作ってくれるサービスがあります。これはこれでオススメなので紹介しておきます。
nohana

フォトブックを毎月1冊無料(送料275円だけ必要)で作れます。
アプリを使って写真をアップして、20枚を1セットにしてフォトブックにしてくれます。
「みてね」でも有料でフォトブックは作れますが、こちらの方が安いのでたまに利用してます。
で、次に紹介するのがスゴイと思った製品です。
まごチャンネル

ブルーレイレコーダーのようにテレビに取り付けた機器で、写真(動画)の受信と通知、再生までできる機器です。
一番の特徴は、設置も含めて普通の家電のように難しい操作がほとんどない、という点です。
普段使っているテレビとリモコンだけで完結するので、誰でも操作できますし、大画面で見れるのもいいです。
正直欲しいとは思いましたが、通信費込の製品なので毎月1480円(1年プランだと年間15000円)かかるのがネックです。(機器代は別途19,800円)
以下の条件をすべて満たす場合にはいいと思います。
- 実家にネット回線がない
- 両親がものすごい機械オンチ
- 当然、PCやタブレットもない
私の場合だと、ネット代は格安SIM会社の追加SIM(300円程度)ですんでいるので契約していません。
テレビ電話するなら
ここからが本題です。
実家等との「テレビ電話」についてのあれこれを書いていきます。
我が家は男の子2人なので、正直電話ではあんまりしゃべりません。
男って電話苦手なんです、よくわかる。
保育園ぐらいの頃ならしゃべらなくても、映っていればかわいいのでいいんですけどね。
テレビ電話は、特になんのひねりもなくLINEのビデオ通話で十分ですというか、一番簡単です。
相手がパソコンしかないというならSkype、Zoomですね。
タブレットでテレビ電話する方法
LINEを使うのが一番簡単だと思います。
すでにスマホでLINEを使っている場合、LINEは複数端末に同じアカウントを設定できません。
ですので、方法としては以下のいずれかです。
- タブレット用に別アカウントのLINEを入れる
- タブレットのビデオ通話用に別のアプリを使う
1の場合、例えば固定電話の電話番号を使ってLINEの認証をおこなえば、新たにSIMの契約をしなくてもインストールすることができます。
2の場合、Skype、Zoom、Google Meet、Facebookといったアプリを検討することになります。
【どのアプリでも インストール→アカウント作成 は必要なので、手間は大して変わりません。好きなアプリを試していただければと思います。
格安SIMでLINEは使える?
「通話付きSIM」または「SMS付きSIM」なら使えます。(認証がおこなえるので)
「データSIM(SMSなし)」だと使えません。
ただし、上の話とも関係しますが、【LINEの認証に使用していない電話番号】を持っていれば、データSIMであってもLINEは使えます。
要するに電話認証さえできてしまえば使うことができます。
例えば、タブレットにLINEをインストールして、電話認証を固定電話(ガラケー)でおこなうということができます。
あと、外に持ち出して使いたい場合は、上に書きましたように通信SIMが必要になります。機器もwi-fi版ではそもそもSIMが入らないので、SIMを入れられるタブレットが必要になります。(または、モバイルルータ+タブレット(wi-fi版)という組み合わせでも可)
家にwi-fiがあって外で使わない場合、通信SIMは必要ありません。
ついでに書くと、「LINE」にこだわらなければ電話認証がそもそも必要ないので、データSIMであっても他のアプリを使ってビデオ通話はできます。
例えば、Skype、Zoomなどはメールアドレスさえあれば使うことができます。
メールアドレスは「Gmail」を使えば無料でいくつでも取得できます。
では本題のタブレット選びについて
まずどんな利用をするのか、あとインターネットの状況も確認が必要です。
- 外に持ち運ぶのか、家で使うのか
- 家にインターネット回線はあるのか
- スマートフォンは既にもっているのか
外に持ち運びするならせいぜい8インチまでだと思います。
家で使うなら大きい方がいいと思いますが、家の中でも良く移動させるという人なら小さいほうがいいかもしれません。
目はいいですか?
これは上とも関連しますが、目がいい方なら持ち運びもしやすい7インチがいいという人もいます。
基本的に年配の親には画面が大きいほうがいいと思うので、よくある10.1インチをおすすめします。
実家にネット回線ありますか?
ネット回線があるなら、わざわざセルラーモデル(SIMが入るタイプ)を買わなくてもwi-fiモデルで事足ります。
外出中も使いたいならセルラーモデルになります。
家にネット回線がないなら、タブレット単体で通信できる必要があるので、この場合もセルラーモデルとなります。
セルラーモデルの場合、ドコモなどで契約すると通信費が毎月数千円はかかるので、ここはMVNO(格安SIM)で安くすませます。
ちなみに我が家では、私と妻と実家用タブレットのSIM3枚を格安SIMの「イオンモバイル」で契約しています。

そのタブレット何に使いますか?
今回写真の共有やテレビ電話ということで書いてはいますが、どうせなら普段から活用してもらった方がいいですよね。
デジタル機器が苦手な方だと、以下のような利用がとっつきやすいようです。
- YouTubeで昔聞いてた音楽・動画の視聴
- カメラで写真をとる
- マップとストリートビューで旅行気分
- ネットで調べ物
- 家族とメール
- radikoでラジオを聴く
- 簡単なゲームアプリでボケ防止(オセロ、クロスワード、ナンプレ等)
スマートフォンは持ってますか?
もし、既に持っているならタブレットは不要かもしれません。
また、6インチぐらいのスマートフォンに機種変更すれば、それですむかもしれません。
また、固定回線がなくてもスマートフォンのテザリングが利用できるなら、あえてセルラーモデル(SIMが入るタイプ)を選ぶ必要がないかもしれません。
(テザリングがわかるぐらいならアドバイスはいらないかもしれません)
他に注意したいところ
- 充電端子を壊さないようにする工夫
- 落としても壊れないためのカバー
- 必要にあわせて防水
このあたりも気にした方がいいと思います。
特に充電端子は現在マイクロUSBが主流ですが、端子が小さい上に裏表があるので壊す可能性が高いと私は思っています。
クレードル(台座)や置くだけ充電(qi)で充電できるものがベターだとおもいます。(置くだけ充電はほとんどないのが残念です)
あと、人によってはよく物を落とすとか、お茶をこぼすとかあるかと思いますのでカバーや防水も気をつけてください。
今までの質問から、大体のイメージは出来たのではないかと思います。
大きさとセルラーモデルかどうかが決まれば後は予算と性能の問題です。
基本的に「安く」を優先したうえで「それなりに使える」ものを選んでいます。
このタブレットでどうでしょう?
まず、セルラーモデル(SIMが入るタイプ)からおすすめをあげていきます。
Xperia Tablet Z SO-03E
ドコモから発売されたタブレットで、サイズは10.1インチ、フルHD、RAMは2GB、OSは4.2です。
実際に私も2016年から2020年3月まで親にわたしていたタブレットです。
中古で大体8000円前後です(2019年8月現在)
商品が少なくなってきているのか、店によって値段がかなり違うので、色々探してみてください。
下記の条件を満たしています。
- 10.1インチ
- 実家にネット回線がなくても、ドコモ系MVNOで使える
- クレードルがある(中古で買う際には無い場合があるので注意)
- 防水
OSが4.2.2ということで結構古いです。
(追記)2020年7月現在、「みてね」は5.0以上対応、「LINE」も5.0以上対応となっていますので、以下の方法で5.1にあげるのをおすすめします。(追記おわり)
OSのバージョンについては海外ROMを焼けば5.1.1まで上げられるので、今から購入するのであれば上げた方がいいと思います。
フルセグやNFCや赤外線機能はなくなりますが、不要なキャリアアプリがなくなるので動作が軽くなります。
手順については以下にまとめています。
Xperia Tablet Zに海外ROMを焼いて5.1.1にする方法。親向けにもいい端末です。
また、MVNO(格安SIM)はドコモ系でしたらどこでも使えます。
Xperia Z2 Tablet SO-05F
性能が心配でしたら「Xperia Z2 Tablet SO-05F」もいいと思います。
ドコモから発売されたタブレットで、上で紹介した【Xperia Tablet Z】の後継モデルです。
サイズは10.1インチ、フルHD、RAMは3GB、OSは5.0です。
Xperia Tablet Zに比べて、RAMが3GBになって、CPUもかなり性能があがっています。
あとこのSO-05Fだと便利なのが、充電にマグネット端子が使えるようになっているので、クレードルがなくても、マイクロUSBみたいに気を使わなくていいのは年配の親にとって助かるのではと思います。
公式の最終OSは5.0ですが、海外ROMを焼けば6.0まで上げられます。
中古で16000円前後です(2020年7月現在)
Qua tab PZ LGT32
auから発売されたタブレットで、サイズは10.1インチ、フルHD、RAMは2GB、OSは7.0です。
通販サイトで安いところで大体13000円前後です。(2019年8月現在)
下記の条件を満たしています。
- 10.1インチ
- 実家にネット回線がなくても、au系MVNOで使える(注意点あり)
- 防水
値段とこの性能をみればコスパは間違いなく最強です。
セルラーモデルですが、もちろんwi-fiだけでの運用もできます。
OSは7.0です。
CPUの性能的にはXperia Tablet Zよりは上ですが、Z2 Tabletよりは下です。
もちろん、「みてね」やLINEは使えます。
このタブレットはauから発売したものなので、MVNO(格安SIM)で使うならau系のmineo AプランやUQモバイルが候補になります。
ただし、au系MVNOで使う場合でもSIMロック解除が必要です。
au端末のSIMロック解除については2017年12月から購入者(auにて新品で端末を購入した人)しかできないようになったので、格安SIMで使いたい方は白ロムを購入する際に「SIMロック解除済」のものを選んでください。
2019年9月から上の仕様が変更され、auショップに行けば【中古端末】が【誰でも】SIMロック解除ができるようになりました。
さらに2020年4月から、ネット上(My au)で無料でSIMロック解除できるようになりました。
以下にSIMロック解除の注意点を書いておきます。
- 2015年4月23日以降の発売端末に限る(PZは2016年12月発売)
- 本人確認書類と手数料3000円が必要(ネットからなら無料)
- 購入から101日未満の端末はSIMロック解除不可(ここでいう購入は、auショップで新品を買った日)
- 1人1日2台まで
ちなみに、SIMロック解除をすればドコモ系MVNOでも使えますが、Band1しか対応していないので、通信面ではやや不安があります。
使うならau系MVNOをオススメします。
この機種にはクレードルがないので、マイクロUSBを独自のマグネット端子に変えてしまう商品を付けた方が充電のストレスが減るかと思います。
先日買ったので記事にしました。

あとこのQua tabに関しては8インチのモデルもあります。ということで次は、
Qua tab PX LGT31
auから発売されたタブレットで、サイズは8.0インチ、フルHD、RAMは2GB、OSは7.0です。
先日購入したので使用感を書きました。
auの8インチタブレット「Qua tab PX」を買いました!こどもが使うのにちょうどイイ
通販サイトで安いところで大体8000円前後です。(2019年8月現在)
下記の条件を満たしています。
- 8.0インチ
- 実家にネット回線がなくても、au系MVNOで使える(注意点あり)
- 防水
8インチモデルがよければこの端末がコスパは間違いなく最強です。
セルラーモデルですが、もちろんwi-fiだけでの運用もできます。
先ほどのQua tab PZでも書きましたが、au系MVNO(mineo等)で使う場合でもSIMロック解除が必要です。
2019年9月1日から、auショップに行けば【中古端末】が【誰でも】SIMロック解除ができるようになりました。
さらに2020年4月から、ネット上(My au)で無料でSIMロック解除できるようになりました。
以下にSIMロック解除の注意点を書いておきます。
- 2015年4月23日以降の発売端末に限る(PXは2016年7月発売)
- 本人確認書類と手数料3000円が必要(ネットからなら無料)
- 購入から101日未満の端末はSIMロック解除不可(ここでいう購入は、auショップで新品を買った日)
- 1人1日2台まで
この機種もクレードルがないので、先ほどと同様にマイクロUSBを独自端子に変えてしまう商品を付けた方が充電のストレスが減るかと思います。
先日買ったので記事にしました。

セルラーモデルでコスパの良いものということで上の4機種をあげましたが、もちろんwi-fiのみでの利用もできます。
wi-fi専用モデルとなるとHUAWEIが2019年現在安いのですが、上にあげた機種(白ロム)が安すぎるので、新品にこだわらないのであれば、あえてwi-fi専用モデルを選ぶメリットがあるかどうかは微妙なところです。
ただ新品の場合、バッテリーの劣化を気にしなくていいというのはひとつメリットです。あと保証があるとか。
タブレットはスマホに比べてバッテリー容量が大きいので、よほど前の利用者がバッテリーを酷使していない限り、中古(白ロム)でもさほど問題はないと思います。
wi-fi専用モデルのおすすめも紹介していきます。
Wi-Fiモデルのおすすめ
HUAWEI MediaPad T5 Wi-Fiモデル
HUAWEI(ファーウェイ)から発売している、画面10.1インチ、フルHD液晶(1920*1200)、RAM 2GB、OS 8.0のタブレットです。
通販サイトで大体20000円前後です。(2020年7月現在)
上にあげた「Xperia Z2 Tablet」と値段があまり変わらないので、Wi-Fiモデルでいいなら新品で買えるこちらの方がいいかもしれません。
HUAWEI MediaPad M5 lite 8 Wi-Fiモデル JDN2-W09
HUAWEI(ファーウェイ)から発売している、画面8.0インチ、フルHD液晶、RAM 3GB、OS 9.0のタブレットです。
通販サイトで大体20000円前後です。(2020年7月現在)
64GBモデルを少し前に購入しましたが、文句ない出来ですね。
Kirin710なので、この価格帯のタブレットの中では一番性能は高いです。(この上となるとiPadになります)
BLUEDOT BNT-801W
2018年11月に発売された機種です。
画面8.1インチ、液晶は1280*800、RAM 2GB、OS 8.1のタブレットです。
前のモデルは縦横比が4:3でしたが、こちらは一般的な16:10です。
通販サイトで11000円前後です。(2019年8月現在)
前機種から改良されており以下の仕様です。
・USB type C採用
・HDMI出力対応
この価格帯でUSB type Cの採用は聞いたことがありません。
USB type CはマイクロUSBと違って、ウラオモテの違いがないので向きを確認しなくても挿せます。高齢の方には絶対こっちの方がいいですよ。
SoCはMediaTek MT8163ですが、AnTuTuが42000ほどという情報があり、Snapdragon 800(430)とほぼ同等かと思います。(Qua tab PZ/PXとも大体同じ)
なのでそこそこには動作します。
セルラーモデルでSIMフリーのおすすめ
ついでにSIMフリーのセルラーモデル(SIMを入れるタイプ)もあげておきます。
最初にあげたXperiaやQua tabはキャリアモデルなので、原則そのキャリアでしか使えないように作られています。
それに対してSIMフリーというのは、端末と回線を別々で購入・契約するのが基本になっていて、どこの通信会社でも使える機種のことです。
(とはいえ、すべてのSIMフリー機が3大キャリアに対応しているわけではありませんのでそこは注意)
HUAWEI MediaPad T3 10 LTE
HUAWEI(ファーウェイ)から発売している、液晶9.6インチ(1280*800)、RAM 2GB、OS 7.0のタブレットです。
通販サイトで大体20000円前後です。(2019年8月現在)
ファーウェイばっかりですいません。コスパと品質を考えるとこのメーカー以外をあえてすすめる理由がないんですよね。
HUAWEI M5 lite 8 LTEモデル JDN2-L09
HUAWEI(ファーウェイ)から発売している、液晶8.0インチ(フルHD)、RAM 3GB、OS 9.0のタブレットです。
通販サイトで大体24000円前後です。(2020年7月現在)
ネット回線がない?モバイルルーター経由はどう?
ここからはタブレットを利用するにあたって必要なインターネット回線について書いていきます。
SIMが入るタブレットなら、他に必要な物はありませんが、wi-fiモデルのタブレットだとネット回線が必要です。
家にネット回線がない場合に例えば、定番のモバイルルーター「Aterm MR05LN」にドコモ系のMVNOを使ってネット回線を用意します。
もしくは安くなったモバイルルーターの白ロム「HW-01F」「L-01G」なんかでも構いません。
このモバイルルーターにwi-fiモデルのタブレットを無線でつなげて利用するという方法でも利用はできます。
ただ、年配の親によくわからないタブレットに加えて、
・モバイルルーターの役割の説明
・モバイルルーターの充電
の手間が増えるのであまりおすすめはしません。
機器が2つになることで、トラブルが2倍とはいいませんが、トラブルの元が増えるのは間違いないので、出来るだけシンプルな構成の方がいいと考えています。
ですので、年配の親にすすめるならSIMが入るタブレットの方がおすすめです。
もちろん、普段からノートパソコンでネットを利用しているような人ならwi-fiモデルでも構いません。
LTEホームルータという製品もある
先ほどのモバイルルータだと、バッテリーを搭載していますので長期間(数年以上)のつけっぱなし運用だとほぼ間違いなくバッテリーが膨らみます。
バッテリーから発火や爆発したなんていうニュースを聞いたことがあるかと思いますが、そういう心配をされる方には、バッテリーを搭載していない製品もあります。
形状としてはホームルータですが、ここに直接SIMを挿すことで通信環境を構築することができる製品です。
現状おすすめできるのは下記の製品ぐらいです。
値段も13000円前後と手頃で評判もいいです。(仕事で実際にこの製品を使っています)
NEC Aterm PA-HT100LN
Amazonと楽天が最安ですが、ポイントを考えると少し楽天がお得です。
この製品にはいくつか注意点があるので、以下もお読みください。
本機の注意点
以下の点に少し注意が必要です。
- 3G通信に非対応
- LTEのBand3に非対応(対応Bandは1、19、26)
1点目についてですが、今時3Gは使ってないでしょ?と思うかもしれませんがそうでもありません。
山間部はもちろんですが、田舎に行くとLTEだと安定せずに3Gの方が安定するなんてこともあります。町の中でも建物の構造やルータの設置場所によってはこういうことは案外あります。
なのでできれば以下のアプリで事前に設置場所に届いている電波を調べておく方が安心です。
電界強度は数値が低いほど弱く【-105】あたりが通信が安定するかどうかの境目です。【-100】以上ならまず大丈夫です。
2点目のBand3に非対応についてですが、まずドコモの場合、1、3、19、21という4つのBandが主なもので、その中でもBand1とBand19は非常に重要です。
この2つには対応しているので、ほぼどこでも使えるといって差し支えはありません。
Band3というのは東名阪でよく使われている電波帯なので、利用される地域によっては、スマホに比べてちょっと繋がりにくい、という可能性があります。
また、auの場合は、格安SIMである【mineo Aプラン】や【UQモバイル】が使えます。(UQの動作確認してます)
au系の場合、Band1、Band26(18でも可)に対応していれば大丈夫です。(本機は対応)
auは3Gを2022年3月末に終了する、と発表しているだけあって4Gのエリアがドコモに比べ広いように個人的には思います。
ちなみにドコモの3G終了時期は2026年3月末です。
サポート体制を考える(初心者にはiPad?)
本当に機械が苦手な人だと、ちょっとしたことでも出来なかったり、変な画面になって助けて、なんてことがあります。
今まで説明してきましたタブレットはすべてOSがandroidなので、自身もandroid使ってるのなら何となく説明できると思いますが、もし自分がiPhoneを使ってるのなら、iPadの方がいいと思います。
普段使っているOSと同じ方がサポートがしやすいですよ。
また一般論として、androidよりiOSの方が初心者には使いやすい、という話はよく聞きます。
2020年9月に「iPad 第8世代 (Wi-Fiモデル)」が発売されました。
搭載しているCPUは1つ飛ばして「A12」になったので、少しぐらい安いからって今さら第7世代は買わない方いいですよ。(第7世代はA10)
性能が高ければそれだけ長く使えますし、OSのサポート期間も伸びます。
新品で38000円前後です。
少しでも安く買いたい方は楽天で中古を探すのもいいかもしれません。
また、androidでしか試していませんが、相手のタブレットを直接遠隔操作できるアプリがあるので、こういうアプリを使うのも一つです。
このアプリはタブレットのメーカーによっては使えたり使えなかったりするようです。
私の場合の実家環境(2020年7月時点)
2020年3月に実家のタブレットを更新しました。
Xperia Z Tabletでは動作が重くてそろそろ限界な気がします。
で、どのように環境を変えたか書いておきます。
タブレットだけ更新しても良かったのですが、ドコモ(MVNO)の通信が遅いのがずっと気になっていたので、これもあわせて解消することにしました。
LTEホームルータ+赤ロムタブレットという組み合わせ
赤ロムがどういうものか理解いただいた上で検討してください。
赤ロムは要するにジャンク品扱いなので、相場よりかなり安く買えます。
私が購入したのは以下です。
- NEC Aterm PA-HT100LN(ルータ)
- Qua tab QZ10(タブレット)
ルータについては先ほど紹介した機種です。
Qua tab QZ10はQua tab PZの後継機です。(赤ロム品を購入)
QZ10はタイミングがよかったこともあり、1万円ほどで購入できました。
つまり、【単体では通信をおこなえない赤ロム品を安く買い、通信はルータ経由にする】ということです。
今回の私のような環境だと、わざわざルータを購入しないといけないのでルータ分の費用はかかっていますが、Qua tab QZ10を赤ロムではない普通の中古で買うと2万円はするので、結果的には同じくらいです。
また、すでに家に無線ルータがあるのなら、wi-fiを利用できるので赤ロム品でも問題はありません。
赤ロム品で制限されるのは、あくまでSIMを挿しての通信だけなので、wi-fiでの通信やGmail、マップ、ゲームなど問題なく利用できます。
(LINEは電話番号認証が必須なので、LINEを使っていない他のスマホやガラケー、固定電話などがあれば使えます)
これでまた3年ぐらいは使えるかなと思います。
通信環境については、以下のアプリで事前にauの方が電波がいいことを確認していましたので、格安SIMをau回線で追加しなおしました。
ほとんどの場所はドコモ回線でいいと思いますが、すごい田舎にいくとauの方が安定することもあるので、速度が気になる方はチェックしてみてください。
今後防犯カメラの設置とかにも
今回【赤ロム+ルータ】の環境にしたことで、実家でもwi-fiが使えるようになりました。
高齢の親ということもあり、無線が使えると色々便利なものがあります。
遠隔からでも確認できる防犯カメラだったり、IoT機器です。
今のところ設置はしていませんが、必要な時にはできるように情報は集めています。
防犯カメラの設置は専門の会社に頼まなくてもできます。こちらの記事をご参考に。

まとめ
昔ならパソコンを使ってあれこれソフトをいれて、色々な設定をしないと出来なかったことが、今やタブレットで簡単にできるようになりました。
私がこどもの時には考えられなかったほどお手軽ですね。
とはいえ、こんなことが簡単にできることをみんながみんな知っているわけではありません。
ここに書いたこと以外にも、こんな使い道があるよ、とか、こんな方法あるよ、という情報がありましたら、ぜひコメント欄から教えていただけると助かります。
紹介しました端末はキャリアの白ロム以外はほぼファーウェイですね。
別に信者ではないですが、値段と性能と品質を考えると国内メーカーはまったく相手にならないし、最近はASUSすら相手にならない感じです。
ただ、2020年以降に発売されるHUAWEIの機種はGoogle関連アプリが搭載できなくなっています。
となると選択肢から外さざるを得ないので、次はOppoかXiaomiあたりが日本向けに安くタブレットを発売してくれるといいんですけどね。
本日は以上です!
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