今流行りのBluetoothスピーカーを買ってみました。
安いですね、2000円台から買えます。
でしばらく使ってみたのですが、私には無用の長物でしたので売りました。
今回は使った感想から、なぜ売ったのかということまで書いていきたいと思います。
Bluetoothスピーカーとは?
文字通りスマホとBluetooth接続して音を鳴らすことができるスピーカーです。
スピーカーと言えば「有線のAUX接続」をして「AC電源を接続」して鳴らすものでしたが、Bluetoothスピーカーは【携帯性】を重視したものが中心です。
以下の特徴があります。
- Bluetooth接続で鳴らせる(無線接続)
- バッテリーを搭載している(AC電源が必要ない)
- カバンで運べるほど小型
もちろん、音質重視の大きいスピーカーや、バッテリーを搭載していないものもありますが、最近の売れ筋は上のようなものです。
私が買った製品
TaoTronicsのTT-SK09というマイナーなメーカーのスピーカーです。
中国メーカーかと思いきや本社はアメリカでした。生産は中国です。
買う前にもちろんAmazonで一番売れているANKERや評判のいいJBLなども比較検討しました。
TaoTronicsを選んだ理由
その前に私の今までの音楽視聴環境について
味覚と同じで、スピーカーの評価は人によってまったく変わるので一意見としてお読みください。
一応私の今までのスピーカー歴といいますか、どういう環境で普段聞いてきたかを書きますと、
高校・・・初めて買ったのはCDラジカセ
1CDに1カセットテープが使えて本体の両端にスピーカーがついているよくある感じの一体型CDラジカセです。
大学・・・MD(ミニディスク)が全盛期でミニコンポ
確か持っていたのはビクターだったはずと思って探したら、まさに下記のサイトで2番目に紹介されているこれです。3CDに3MD使えました。懐かしいぃーー。
社会人・・・DELLのPCに付属していた2000円ほどのスピーカー
ゆっくり音楽を聞くこともあまりなく、大体はPCで鳴らして何か作業をしながら聞いていました。
AE210という型番で、これですね→画像検索
単体での販売はあんまりしてない商品のようです。
電車等の外出時はここ10年くらいパナソニックのカナル型イヤホンRP-HJE150(約700円)を買い直して使ってます。
主に聞くジャンル
よく聞くのは、ポップス、ヒーリング、デジタルロック、エレクトロニカ、ジャズ、ゲームサントラなど。
という感じで、何十万もするようなスピーカーやアンプは使ったことがないので、多分ごく標準的な音質のこだわりだと思います。
選んだ理由
値段の割に出力(ワット数)が大きい
ワット数は音の大きさに比例しますので、基本的には小さいより大きい方が音がいいと言えます。(もちろんそれだけでは音の良さは決まりません)
比較として売れているANKER SoundCore(2ではない方)はこちらも6Wと同じですが、値段は3999円です。TaoTronics TT-SK09は2999円と1000円安いです。
防水仕様になっている
「IPX4」ということで水の飛沫に対して保護されているという仕様です。飛沫なので「少し水がかかる」というぐらいなら大丈夫ということです。
ただ、風呂場で使っていたら錆びたというレビューもあるので過信は禁物です。
SoundCore(2ではない方)は防水に非対応です。
TaoTronics Bluetooth スピーカー TT-SK09の音質は?
前置きが長くなりましたがここから音質について解説していきます。
- 中音域はかなり聞きやすい
- 低音域、高音域はやや弱い
- 音量はかなり出せて割れない
- 音の広がり(ステレオ感)がない
ここまで書いて語彙ないなーと思ったので、音圧について調べました。
なるほどなるほど。
よく聞く音源(曲)で違いを確認してみました。
普段使ってるのDELLの2000円のスピーカーとの違いを。
で茶太さんの「自遊落下」聞いてみたんです。(アルバム「宙を巡る君へ」に収録)
(初音ミクverは作曲者がアップしているようですが、ミックスが異なるので聞いた感じは結構異なります)
サビのところで【音圧】がすごい上がる曲なんですが、きれいに鳴るのかなと。(ここでいう音圧は上の記事の「loudness」です)
TaoのTT-SK09の場合「自遊落下」のサビになると、ボーカル以外の音ももちろん鳴ってはいますが、楽器が判別できない感じになりまして、なんというか音の波に声以外は飲み込まれてしまった感じといいますか。
ちなみにこの曲以外でこういったことはありませんでした。
あとaccessの「Vertical Innocence」なんかも音圧高めなのでチェックにいいかもしれません。
では、さっきの感想を上から順番に詳しく説明していきましょう。
中音域はかなり聞きやすい
ボーカルが非常に聞きやすく調整されています。
ANKER SoundCoreでも同じような感想があったので、売れてるANKERに似せているのだと思います。別にこれ自体は悪くないと思います。
ドラマやアニメを見るのにもいいと思います。
低音域、高音域はやや弱い
低音はスピーカーの大きさに依存するようなのでやはり手のひらサイズでは限度があります。
しかも、厚さが約3cmとかなり薄くなっています。これで低音が出るほうがびびるというものです。
とはいえ、スカスカということもないので【それなりに】聞けます。
がやはり【音楽単体を視聴する】には物足りない音質です。
音量はかなり出せて割れない
スピーカーの大きさからは想像できないほど音量は上げることができます。
小学校の教室1部屋なら十分聞こえます。
音の広がり(ステレオ感)がない
一番気になったのがこれです。
スピーカーの横幅が16cmしかありません。
サイズ感としては、成人男子が手を広げた時の【親指から人差し指くらい】になります。
持ち運びを考えれば小さい方がいいのは分かりますが、【音の広がり】を求めるなら致命的です。
寝る時に枕元に置くだけならいいかもしれませんが、音楽を聞こう!と思うと音が小さくまとまりすぎてて、なんだかなーと感じます。
写真で解説
こんな感じの箱に入ってます。
付属品(充電ケーブル、AUXケーブル、説明書)です。
ボールペンは大きさの参考に。
定規ではかると横幅は16cmです。
連続使用は8時間、充電は3時間とのこと。(Amazonには10時間再生できるとあるが・・・)
右側面には電源ボタンやケーブル接続箇所
手に持った感じ。
サイズ感としては小学生の時に使ってた筆箱を少し小さくした感じでしょうか。
購入前に参考にしたサイト
どこまで信用できるか分かりませんが、参考にしたサイトを紹介しておきます。
2つ目の記事の6位になってる「KENWOOD AS-BT77」がやたら価格.comで評価が高く、隠れた逸品という感じで気になるところ。試聴してみたい!
売った理由について
音がしょぼいだけなら売らなかったんですが、正直使い道が思いつきませんでした。
買う前に考えろよ、という話でこれについては単純に私のミスです。
やっぱりなんとなく欲しい、という理由で買うのはダメですね。
家族がいると、リビングで鳴らすとか、風呂場で鳴らすとかってやりにくいです。
個人的にも「音楽」はスピーカーの前でじっくり聞く、もしくはイヤホンで聞く、というのが好きで、「作業の傍らでかけっぱなし」というのはほとんどしません。
ということで売りました。
同じ価格帯のBTスピーカーの用途を考える
今回TaoTronics TT-SK09のBluetoothスピーカーを使ってみて(また事前に色々調べてみて)分かったのは、同じ価格帯のスピーカーだと同じ程度の音質だということです。
Amazonの評価を見るとすごくいいようにみえるのですが、音の評価は人によって様々なので参考にならないなぁと思いました。
ANKERのSoundCore2が最近販売されて、低音は前より出るようになったようですが形状はほぼ同じなので、私の求める【音の広がり】はないと思われます。
この手の安いBluetoothスピーカーは音楽を視聴するのではなく割り切った用途がいいと思いますので、利用方法について私から提案してみます。
スマホゲーム中に使う
最近「ヴァルキリーアナトミア」をやってるんですが、ゲームに使うといい感じです。(初代ヴァルキリープロファイル(PS)を昔プレイしてましたので懐かしい)
ゲーム画面の方に意識が集中するせいか、多少音がしょぼくてもスマホのスピーカーよりははるかにいい音なので気分よくゲームができます。
ただ、私が試した中では「モンスターハンター エクスプロア」だと音がちょいちょい切れます。
ゲームによってはBluetoothが処理落ち?することがあるのかなと少し気になるところです。(もしくはスマホ側の問題なのか?)
スマホで動画視聴中に使う
例えば、Huluで映画を見るとか、YouTubeを見るとか。
スマホのスピーカーからよく音をだして使う人なら非常に便利です。
風呂場で使う
入浴時に防水タイプのスピーカーを持ちこんで鳴らすというのはさらにリラックスできて良さそうです。
私は長風呂すると寝てしまうので自重します。
まとめ
やっぱり3000円前後のスピーカーはこんなもんでしょうか。
ANKERの人気が高すぎて期待しすぎたのかもしれません。
今の高校生、大学生、若手社会人くらいだと「CDコンポ」自体を使ったことがなくて、iPhoneだけで「動画を見て」「音楽を聞く」のが普通なのかもしれません。
そういう中でこの手のBluetoothスピーカーを使うと、「音質すごくイイ!!」となるのも分からなくはないです。3000円~5000円程度ですし評価も上がりますよね。
私が20年位前に使ってたビクターのMDコンポは確か8万円ぐらいしました。
もちろんスピーカー単体の値段ではないですが、それと比べるのは酷というものでしょうか。
ということで、本体とスピーカーが分離しているタイプのコンポを昔使っていた方は、今の小型のBTスピーカーに過度な期待はしないほうがいいですよ、というまとめになります。
10000円を超える製品だと評価が変わるかもしれませんが、今のところ買う予定はありません。
それよりはこういった昔ながらの分離型を買う方が私にとってはよさそうです。
PC用のスピーカーが壊れたらコレにしたいと思います。評価高いですよ(信じていいのか
本日は以上です!
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