近鉄電車の観光特急「しまかぜ」にのりました。
近鉄電車は近畿圏以外の方には馴染みがないと思いますが、大阪府・奈良県・京都府・三重県・愛知県にまたがる路線を運営している大手私鉄です。
wikipediaによると、JRグループを除く日本の鉄道事業者の中では最長の路線網を持つとのこと。
さて最近は全国的に観光特急がはやっており有名な「ななつ星in九州」以外にも、「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」や「TRAIN SUITE 四季島」など新しい観光特急が増えてきています。
しまかぜは2013年に運行が始まりましたので早5年になります。
以前から駅などで見かけることはあったので、いつか乗りたいと思っていました。
そんな折、私の母が伊勢旅行を計画してくれたので念願のしまかぜに乗ることができました。
それでは今回は近鉄特急「しまかぜ」について書きたいと思います。
旅行の内容については以下の2つの記事に書いています。
「しまかぜ」とは?
観光特急というだけあって、座席の作りがグレードアップしていて、さらに個室があったり、カフェ車両があったりします。
全6両編成となっており、
- 1・6号車が「展望車両」
- 2・5号車が普通の車両
- 3号車が「カフェ車両」
- 4号車が「グループ席車両」
となっています。
車両番号は行きと帰りで逆になります。
公式サイト
しまかぜの路線
路線としては、
- 大阪難波←→賢島
- 京都←→賢島
- 近鉄名古屋←→賢島
の3つがあります。
終点の「賢島」まで行った場合、
一番長い京都・賢島間で2時間47分
一番短い近鉄名古屋・賢島間でちょうど2時間
となります。
しまかぜの座席について
今回は「展望車両(プレミアムシート)」と「グループ席車両」のサロン席に座ったのでこのことについて書きたいと思います。
プレミアムシートについて
1・2・5・6号車のすべての座席がこのプレミアムシートになります。
その中の1号車と6号車が展望車両と呼ばれています。
プレミアムシートは高級車のような革張りのシートにヘッドレスト、テーブル、フットレスト(足置き)、読書灯等が備わっています。
もちろんどのシートでも快適ではあるのですが、せっかく乗るんでしたら1号車か6号車の「展望車両」をおすすめします。
窓が大きいので外の景色がよく見えます。
といっても、伊勢に向かうにあたって景色が凄くいいところってないんですよね。海が見えるのは鳥羽周辺だけで、基本、山か田んぼです。
でも窓が大きいので解放感はあります。
座席はこんな感じです。
あと、グループで旅行すると座席の回転をさせると思いますが、注意点があります。
向かい合うとこんな感じになって、かなり足元が狭くなります。
写真ではまあなんとかいけるやん、と思うかもしれませんが本当に狭いです。
座席の回転を感知してフットレスト(足置き)は動作しないように設計されています。
なのでグループでわいわい行きたいなら「グループ席車両」をおすすめします。
グループ席車両には、個室とオープン席がありますが、個室の方でしたら少々大きい声をだしても迷惑がかかりません。
グループ席車両については以下に書いていますので読み進めてください。
展望車両の先頭席について
ここに座れた人はラッキーです。
先頭なので座席番号は「1」と思いそうですが「9」になります。
9A、9B、9Cの3席が賢島方面行きでは先頭になります。
終点の賢島まで行く人は案外少ないので、終点間近の空いているときに座らせてもらいました。
やはり眺めは一番いいですね。子供なら喜ぶこと請け合い。
運転手さんの正面に黒いフレームが丁度あって、すごく前が見えにくそうなのが気になりました・・・
グループ席について
「グループ席車両」はグループ席のみの車両です。
グループ席の内訳は以下です。
- 和風個室(1部屋のみ)
- 洋風個室(1部屋のみ)
- サロン席(3部屋)
個室の「和風個室」と「洋風個室」は6両全体で各1部屋のみです。どちらも大人4人用です。
サロン席は個室ではないグループ席です。大人6人用です。
このサロン席は3つあります。
サロン席は廊下から丸見えなので、あまりうるさくしていると迷惑がかかりそうですが、窓が大きいのと、広いテーブルでゆったり食事できるのでかなり良かったです。
個人的には展望車両よりサロン席の方が満足度は高いです。
ちなみに個室は別途個室料金(1室 1030円)が必要です。
サロン席は不要です。
カフェ車両について
食事ができる2階建ての車両になっています。
うろうろしつつ何度か見てみましたが、結構混んでいるのでここで昼食をとりたい場合はまめに確認するようにした方がいと思います。
座席数は全部で19です。
トイレについて
大ができるトイレは3つあります。
それとは別に男子用トイレが2つあります。
ロッカーについて
1号車と6号車に無料で使えるロッカーがあります。
大きいキャリーバックがそのまま入ります。
大和八木駅から乗る場合の注意点
今回「大和八木駅」からしまかぜに乗ったのですが、罠に引っ掛かってしまいました。
路線図で分かるように大阪難波発と京都発のしまかぜは両方「大和八木駅」に停車します。
小さい子供もいるので余裕を持って早めに駅に着いたら、先の京都発しまかぜに乗ってしまいました!
予約していたのは、大阪難波発しまかぜです。
発車時刻より早く来るんやなーと思ってましたが、「しまかぜ」は大和八木駅に1日1回しか停車しないと思いこんでいたのでミスしてしまいました。
予約してる席が埋まってる!と気付いた時にはすでに発車済み。
おーまいがっ!!!!!
次に停まるのは1時間後の伊勢市駅です。
添乗員さんに相談しましたら、車掌さんの計らいで空いているサロン席に案内していただきました。
そんなわけで行きしか「しまかぜ」に乗っていないのですが、サロン席と展望車両の両方に乗れました。
車掌さん、近鉄電車さんありがとうございました。
今回はたまたま空きがあったので座らせてもらえましたが、狙ってこんなことしないでくださいね。
最悪1時間立ちっぱなしもありえますよ。伊勢市駅まで1時間なので。
しまかぜに乗車できる駅は?
大阪方面からだと、大阪難波、大阪上本町、鶴橋、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方、賢島(終点)です。
京都方面だと、京都、近鉄丹波橋、大和西大寺、大和八木、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方、賢島(終点)です。
名古屋方面だと、近鉄名古屋、近鉄四日市、伊勢市、宇治山田、鳥羽、鵜方、賢島(終点)です。
奈良県内から乗車できる駅は、大和西大寺か大和八木のどちらかになります。案外少ないです。
しまかぜの予約は?
1か月前の10時30分からできます。
2017年8月時点でもそこそこ人気はあるので、展望車両やグループ席に乗るなら予約はした方がいいです。
まとめ
大和八木駅からだと約2時間ほどの乗車でしたがゆったり過ごせました。
3人以上で乗るなら、サロン席をおすすめします。
乗車ミスをしてしまいましたが、車掌さんのフォローもあり大変助かりました。
終点の賢島駅周辺で遊んだところや伊勢神宮参拝については、以下の記事をご覧ください。
今回は以上です!
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